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ニューヨーク市立博術館

ニューヨークの5番街、美術館や博物館が並ぶミュージアムマイルと呼ばれる地区にあるニューヨーク市立博物館は、ニューヨーク市の歴史と文化がテーマ。その膨大なコレクションと展示品の幅の広さが人気です。

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その常設展示「New York at Its Core」で、 ジョン・ホルムストロムが表紙イラストや編集を手がけた1976年発行のパンクマガジンの第一号や、 写真家ロベルタ・ベイリーの撮影したラモーンズの写真、ゴドリスの撮影した伝説のライブハウスCBGBの外観の写真などが展示されています。

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この展示は年代別にその時代におけるニューヨーク市の文化や音楽を紹介する人気の展示で、 その70年代NYダウンタウンの音楽シーンの展示に彼らの写真が含まれているのです。
さらに博物館のウエブページ「Notable New Yorker」には最近になってロベルタのインタビュー記事も掲載されました。インタビューでは一時期住んでいたロンドンから地元の西海岸に帰る途中、 立ち寄ったニューヨークが気に入り、そのまま住むことを決めたという話しや、人伝いにCBGBで働くことになったのが縁で、パンクマガジンの写真担当になった事、 カメラを買って3か月後にはRamonesのアルバムカバーになる写真を撮ったエピソードなどが語られています。
また住み慣れたイーストビレッジに関して「再開発や世代交代によって変化していくのは仕方のない事」とコメントする一方で、 その逆境の中でも、地元に根付いた文化が多くの人たちに支援されていて、 70年代から続くクリエイティブなコミュニティも生きながらえている、 という現状を語っています。インタビュー記事(英文)は以下からご覧いただけます:Roberta Bayley: Notable New Yorker