ロベルタ、ラジオ番組出演
昨今の情勢を受け、各種イベントがオンラインで行われることが増えましたね。写真家ロベルタ・ベイリーもネットでの活動に意欲的で、先日もロベルタのドキュメンタリー映画のオンライン上映があり、上映後のトークショーで視聴者からの質問に答えたりしました。
「Roberta Bayley: She Just Takes Pictures」はインディペンデント映像作家でNYパンク系のドキュメンタリーを得意とするべス・ラシュによる作品。ロベルタが如何にしてパンク黎明期の、まだ無名に近かったミュージシャンたちの写真を撮ったのか、という内容。
このドキュメンタリーやその後に行われたトークショーの模様をロベルタが報告してくれることになっていますので、また後日ご紹介いたします!
そのロベルタ、先月はネットラジオ番組にも出演しました。
3時間のプログラム中、1時間近くもインタビュー部分があり、中々濃い内容のお話が聞けます。間にかかる曲も、ラモーンズやリチャード・ヘルなど、当時まさにロベルタが撮影していたミュージシャンの曲ばかりなので、BGMとして聞き流すだけでもいいかもしれません!
当時のニューヨークの音楽や生活事情などを交えロベルタが語ってくれたのは写真を撮り始める切っ掛け。ロベルタは70年代のパンク黎明期、伝説のライブハウスCBGBのエントンランスで働いている時に、その活気あふれる情景を写真に撮ることを思いつきました。すぐにカメラを手に入れると、時間を見つけては撮影していたそうです。
CBGBがどのようなところだったか話すうちにこんな話も;「CBGBで出してたビールが米国産のばかりで、私は当時ビール通ぶってて(笑) ハイネケンしか飲まなかったから同僚が道を挟んだ他の店から私の為にハイネケンを買ってきてくれていたのよ」
確かに当時の写真を良く見ると手元にハイネケンが!
「しかもそうやって買ってきてくれてる同僚をゴドリスが撮った写真があるのよ、表で私のハイネケン2本をかかえてるのよ!」
確かにその写真があります!!
CBGBのスタッフを撮影したものとは知っていましたが、実はこんなエピソードがあるとは思いませんでした!
他にも興味深いエピソードがいっぱいのインタビュー、全編英語ですが、以下のリンクから視聴できます:
Todd-o-Phonic Todd: ロベルタ・ベイリーインタビュー
https://www.wfmu.org/playlists/shows/100803