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ロベルタ撮影秘話

写真家ロベルタ・ベイリーの撮るポートレートは、被写体がリラックスしてたり自然体なのがとても魅力的です。

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この写真の方もだいぶリラックスした感じですが、一体どんなシチュエーションで撮影したのでしょう?
ロベルタが教えてくれました!

「この人はニュースキャスターのジュディー・リヒトっていって、パンクマガジンでインタビューした事があるの。

当時、みんなが毎晩観ていた人気番組があって、彼女はその直後にやるニュース番組のキャスターをしていて人気者なったのだけど、当時ジョン(パンクマガジン編集長)が彼女に夢中で、特に彼女のふっくらした唇の虜になってたのね。

そこでパンクマガジンで取材することになって、それを基にしてジョンがすごくおかしな漫画を描いたのよ!パンクマガジンに掲載されているから探してみて!」

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ありました!パンクマガジン第10号に掲載されてました。
前書きにはジョン編集長がジュディへの熱い想い、特に彼女の口へのこだわりを、

「彼女が話しているのを見てると、口元しか目に入らない!」

「彼女の口はファラ・フォーセットの髪とパティ・スミスの足首を合わせたよりセクシーだと断言する!」

とお得意の手書きレタリングで綴っています。

漫画のあらすじはこんな感じ:
上段: パンクマガジンに自分たちのバンドの記事を書けとしつこい知り合いが、憧れのジュディの知り合いと判明。バンドの記事を載せてくれるならジュディにインタビュ-できるように話しをつけてやる、と持ち掛けてきます。

中段: 彼女にインタビューをすることを想像してるうちに、しまいには結婚して子供まで、、、などと妄想するジョン。

下段: インタビューで彼女の家へ。ロベルタの撮影後に、「この人が私の旦那のジーンよ!」と旦那さんを紹介されがっかり!

ということで、ジョン編集長が熱を上げていた人気キャスターの自宅へ取材に行った時に撮られたものだったのですね!

撮影した時の状況などが判ると、そのポートレートの人物がより引き立って観えるような気がしますね。