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パンクマガジン新刊誕生秘話

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サーフィンしてるジョーイ・ラモーン!
この写真は1976年に写真家ロベルタ・ベイリーが撮影し、パンクマガジン第15号「ミュータント・モンスター・ビーチ・パーティ」に掲載されたもの。
パンクマガジンでイラストや漫画を担当していたブルース・カールトンによって背景の波が描き込まれています。

『ミュータント・モンスター・ビーチ・パーティ』は写真とイラストを組み合わせた写真漫画。
当時はまだ無名だったラモーンズやブロンディをはじめアンディ・ウォーホルなど、ニューヨークパンクやダウンタウンのアートシーンで活躍した人たちが出演しています。

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左: ミュータント・モンスター・ビーチ・パーティの表紙
右: パンク新刊 イギー・ポップ特集号

最近更新されたパンクマガジンのジョン・ホルムストロム編集長のブログによると、パンクマガジン新刊が出る事になったのはこのサーフィン・ジョーイの写真が切っ掛けだったのだそうです。

John Holmstrom's blog
https://johnholmstrom.com/blog/how-mutant-monster-beach-party-inspired-punk-magazines-iggy-pop-every-loser-issue

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実はイギー・ポップの新作でプロデューサーを務めたアンドリュー・ワッツは70年代ロックやパンクの大ファン。
そのワッツはミュータント・モンスター・ビーチ・パーティに使用された写真を購入するために、撮影を担当してた一人であるロベルタとやり取りをしていたのだそうです。

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ある時ワッツが「今手掛けてるイギーの新作に小冊子的な付録を付けたい」と言ったところロベルタは
「じゃあジョンに頼んでみたら?ジョンはすごい漫画家なのよ!」と推薦。
直ぐにワッツからジョン編集長に連絡があり、
「ミュータント・モンスター・ビーチ・パーティみたいな雰囲気にしたい」
「ロベルタとブルースが参加、できる限り当時の製作に関わってたスタッフで作る」
「あくまでもパンクマガジンの新刊として作る」
といった具合にアッとという間に話しがまとまったそうです。

年明け1/6には発売されるイギーの新作アルバム、イギーのサイト (https://store.iggypop.com/)ではパンクマガジン新刊が付いたセットが予約受付中ですが、
「限定数だし、きっとコレクターズアイテムになっちゃうから予約するなら今のうちだよ!」
とジョン編集長。
ご興味のある方はお早めに!